ローテーブルとは
ローテーブルとは、リビングや応接室などのお部屋の中央(センター)に置かれる低いテーブルです。ソファーや座椅子などとセットで使われます。高さは、30センチ〜45センチくらいで、和式の座卓よりも少し高めです。ローテーブルとも呼ばれます。
ローテーブルの形
ローテーブルの天板の形は、四角や正円、楕円などがあります。
ローテーブルの配置
ローテーブルは部屋の真ん中に置き、周りには、ソファーや座椅子のほか、ひじ掛け椅子やハイバックチェアー、ロッキングチェアー、リクライニングチェアーなどを配置するのが一般的です。ローテーブルの天板や棚には、カップや雑誌、テレビのリモコン、飾り用の小物などが置かれます。
ローテーブルの歴史
ローテーブルが本格的に普及し始めたのは、17世紀後半頃のことです。それまではテーブルといえば、食事用の大きなダイニングテーブルが中心でしたが、生活様式の多様化によって、ヨーロッパなどでティータイムを楽しむためのローテーブルやサイドテーブルが愛用されるようになりました。
日本におけるローテーブル
日本でローテーブルが本格的に使用されるようになったのは、戦後、欧米式の住宅が主流になってからです。洋式の居間でテレビなどを楽しむ家庭が増え、ソファーとともにローテーブルが普及しました。現在、リビングの「4点セット」といえば、ソファーとローテーブル、それに2つのアームチェアを指す場合が多いです。また、日本では、床座スタイルでローテーブルを利用する人も少なくありません。
ローテーブルの役割
ローテーブルには、くつろぎや接客のための空間を演出するという役割があります。ソファーに座って雑誌を読んだり、テレビや音楽を聴いたりするのに使われるほか、お茶を飲みながら団らんを楽しむようなシーンでも活躍します。
インテリアとしてのローテーブル
ローテーブルは、リビングなどの中央に置かれるため、空間の雰囲気を大きく左右します。現在の一般的な住宅では、リビングと客間を兼ねた場合が多いので、ローテーブルは、外から来た客人の目につきやすい家具です。このため、ローテーブルのスタイルやテイストは、インテリアを考えるうえでたいへん重要になります。また、ローテーブルにお洒落な雑誌や小物を飾れば、部屋を上手にコーディネートすることができます。 |